「懐かし」と「焼き肉」についてのサイト
焼肉は「肉を焼いた料理」という程度の意味合いであるため、その起源は洋の東西を問わず原始的で普遍的なものであり起源をたどることは困難である。食肉として供されるものも牛肉・豚・鳥・羊・馬・鹿・カエル・ヘビなどなど多種多様である。極東アジアだけでも中国、ベトナム、フィリピン、モンゴルそれぞれに独自の食肉文化があり、日韓関係だけで「焼肉」を規定することはできない。
この点から、逆説的に「日韓関係史における日本の焼肉料理」の起源は日本であると考えられている。肉を焼いて食べるという基本的な調理法である為に、起源には様々な説が存在するが、2001年(平成13 年)のNHK人間講座で「焼肉は韓国文化と思いがちだが、戦後の日本が生んだ食文化である」と放送された。日本人が韓国で焼肉を食べたいときに「プルコギ」(???火肉)を指定すると別の料理が出てきて驚くことがしばしばある。また日本の焼肉に近いカルビグイを単独に供する外食店は一般になく、韓国ではプルコギ、カルビグイともメニュー名の一つである。焼き上がりをタレにつけて食べさせるスタイルは日本特有であり、また韓国では精肉以外にホルモンをメニューとして提供する焼肉店は一般的でない。
日本の「焼肉屋」はバーベキューや西欧料理、韓国料理、あるいは従来の直火焼きなどの調理法をもとに戦後日本の外食産業のなかで独自に発展したものであり、焼肉屋のメニューにバーベキューと似て、肉(ウィンナーやソーセージも)や魚介やピーマン、茄子、人参、椎茸、とうもろこし(輪切り)などの野菜の他にデザートとして杏仁豆腐やフルーツカットなどがあることなども、客層に受け支持されやすいものを各店々の努力により取捨選択してきた成果であろう。
今日イメージされる「焼肉店」は1960年代主として大都市圏に存在していたが1970年以降全国に広まるようになった。1968年にはエバラ焼肉のたれが発売された。2004年の統計では20997件[3]である。牛肉消費形態については、1960年代なかばから、伝統的な形態以外の調理法による各種の牛肉料理が急速に広まり、その主要なものは「濃いたれ」をつけて焼く「焼肉」、ハンバーグなど各種ミンチ料理、カレー・シチューなど煮込み料理であり、その背景には1960年代以降のグラスフェッド(草牧肥育)ビーフの輸入の増加や乳用種去勢牛の若齢肥育の本格化などによる肉質多様化をともなった牛肉消費の増大があった。
日本においては牛肉がメインであるが、韓国の焼肉店の場合はデジカルビ(豚肉)が好まれる。日本の場合は一般にビールが好まれるが、韓国においては焼酎である。米国のKOREAN TOWNにおいても古くから焼肉店があったが牛肉しか出されていなかった。
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